９５冊目。
ベトナム人の彼女を持つ日本人男性が、彼女の故郷を訪ねて結婚の意思を親に伝え、親戚周りする旅の記録。
ブログを読んでいるような印象。とくに改行もなく、ドカンと文章が並んでおり、たまに写真が載っていたりする。
彼の異文化を面白がる感性には共感した。海外を知ると日本を相対的に見れるし、正解なんてないことがわかるから生きるのが楽になるし、何よりも楽しい。だから私は旅先では現地の人との交流に重きを置いている。
こういう形式の本がもっと読みたいと思った。旅のブログでもいいんだけど、なんかしっくりこない。自分でブログを書いているくせに、人のブログを読む習慣がないので。それよりも電子書籍としてアマゾンに並べてくれたほうが嬉しい。面白いじゃん、ベトナムで検索すると、旅行記がバーっと出てきたら。新書や地球の歩き方で事前にいく国を学習するのが私の旅のスタイルだけど、旅の記録も情報や物語などが新鮮で読んでいて楽しい。物語は人それぞれだから。
金額もいい。３００円。５００円だとちょっと躊躇するかもだし、１０００円ならかなり厳しい目を向けて内容をチェックすると思う。でも３００円なら気楽に買って読める（この本はアンリミテッドだと無料！）。内容が短ろうが、薄かろうが、とくに構わない。ハードル低い。
旅人よ、電子書籍を執筆しろ！そしてどんどんアマゾンに並べろ！
私もちょっと書いてみたくなった。インド編でもまとめてみようかしら。
著者の旅ふーせんさんは、他にもいくつか出版しているようだ。面白いなー、会ってお話を聞いてみたい。
というわけで、あと５冊。行けると思うけど、油断せずに。
