人間の脳には「偶有性を好む」という性質がある。
偶有性とは予測がつくものとつかないものがごっちゃになっている状態。
全く予測がつかないものには恐怖を感じ動けなくなり、全てがわかっているものには退屈を感じる。サプライズプレゼントが嬉しいのは、この特徴によるものだ。
なので本来、人は新しいことが好きなはず。それは子供を見ていてもよくわかる。
ただ、歳をとってくると、だんだんエネルギーが失われ、保守的になっていく。新しいことは負荷がかかるし、失敗のリスクもある。だったら動かなくていいや、めんどくさいし。
去年の私はまさにそれだったように思う。現状維持でいいんだぜ!みたいな。
現状維持を長いことやってしまうと、新しいことをやるのが怖くなる。わざわざアウェー戦なんてする必要ないじゃん、ホームの方が勝率高いし。
確かに勝率の点ではホームに居続けるのは正解。しかしそうなると、新しいことへの耐性が落ち、変化に弱くなる。21世紀、変化の時代についていくことが難しくなってしまう。それに、成長も止まる。これはまずい。
アウェー戦をやる習慣は、あったほうがいい。
そう思ったからではないのだけれど、最近徐々に新しいことを楽しめるようになってきた。
新しいバイトを2つ始めたり、ウーバーイーツをやってみたり、メルカリ販売をしてみたり、htmlを学んだりなどなど。
それらは特別なことではない。でもめんどくさがりな私にはなかなか上出来なことで、日々わりと幸福感がある。
新しいことをやるってのも、筋肉の一つな気がする。やればやるほど鍛えられる。筋肉がついてくると自信がついてきて、欲が生まれる。なんて健全なサイクル!
今年は変化の年になるだろう。