さてさて、日本はついに前代未聞の10連休に突入した。
と言っても、フリーターの私には関係ないし、実際ゴールデンウィークってのはみんなが休みなわけで、ってことはあちこち混むし渋滞するわけで。ストレスもかかるしチケットも割高。あまりいい印象がない。ゴールデンじゃない、せいぜいブロンズ。
やっぱり人と違うことをして、空いている隙間でなんかやるのがいいなあ。
よし、未曾有の10連休は、引きこもって動画を見まくろうではないか!
そんなわけで、先日見た民王が面白かったので感想を。
民王とは
池井戸潤原作。2015年にドラマ放映。総理大臣の父(遠藤憲一)と、大学生の息子(菅田将暉)がある時中身が入れ替わってしまい、次々と問題が起こるコメディドラマ。
民王の魅力は3つある。
- 笑える
- アガる
- 癒される
笑える
遠藤憲一という強面が、草食系のひ弱な演技をするってのがまず面白い。やっぱり人間ギャップには弱いもので、あんだけいかつい人が弱々しく泣いてみたり、満面の笑みで踊っているのを見るとおかしくて笑ってしまう。
他にも、同じように娘と入れ替わってしまった草刈正雄も笑えるし、表情を全く変えずに的確なツッコミを入れてくるイケメン高橋一生も素敵だ。この人はすごく声がいいなあ。
山内圭哉演じる坊主の新田も、これまたアクが強くていい。この人SPECに出てた人だ。
全体的にテイストが「TRICK」や「SPEC」に近いなあと思ってスタッフを調べたら、脚本が西荻弓絵、監督が木村ひさしと、やっぱりそっち関係の人たちだった。どうりで面白いわけだ。
ただ一つだけ。私の好きな女優池谷のぶえが無難な演技しかしてなかったのがちょっと残念だった。この人のクレイジーな演技にいつも大笑いしていたもので。
アガる
これはもう菅田将暉さんですね。総理大臣が乗り移った設定なので、とにかく態度が大きく堂々としている。声も大きい。で、中身は総理でも実際は大学生の息子の体なので就職面接に行ったりするんだけど、その時の演技が迫力あって圧巻。ああ、こうやって面接したらやる気は伝わるなあ、俺もやってみようかなって思った。
まあそれは冗談にしても、なんだかすごく響いたわけです。情熱を持っている人って俺の周りにはいないので余計に。
やっぱりいい作品に触れるっていうのは、面白いという感情を超えて、エネルギーやインスピレーションをもらえるので大事だなと思う次第。
癒される
女性陣が可愛いのです。
本仮屋ユイカは凛としていてとても綺麗。元KARAの知英はすごくセクシーで、やっぱり日本人にはない外国感が表情の動きや体の動かし方に出ていて面白いなあと。日本語もすごく上手。
まとめ
というわけで、民王、良いです。「なんでこんな面白いのが8話で最終回を迎えるんだよこのヤローっ」て思うくらいに良いです。おすすめ。
次は何を観ようかしら。