atoiuma’s blog

人生あっという間。マイペースにおもしろく。

いろいろあったセブの旅が終わる直前の心境

4日だか5日だか滞在していたセブの旅が、終わろうとしている。

 

本当は毎日何かしら書いていきたかったんだけど、ズボラの私には無理だった。環境適応に時間がかかるし、いろいろ大変なのだ。だから帰国したらちょこちょこ書いていく。

 

リミッターが外れてはしゃぎ過ぎたので、痛い目にも遭ってしまった。ヒリヒリした旅は久しぶりだぜ!と思ったけど、振り返ってみれば割と毎回なにかしらあったわ。旅は冒険で、冒険は必ずしもいいことが起こるとは限らない。植村直己だって冒険の途中でなくなっているわけだし。

 

でも、世の中やっぱりうまくバランスを取るもので、悪いことばかりは続かない。ちゃんといい出会いもあった。おかげでセブを嫌いにならないで済んだ。セブはいいところだ。首都マニラよりも住みやすいと思う。暮らせるよここなら。もう一度行きたい。

 

今、この文章はセブシティ近くのカフェで書いている。ケツメイシの「出会いのかけら」を流しながら作業をしていたら、ちょっとうるっときてしまった。一つの映画を見終えて、エンドロールを眺めているような感覚だ。

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カフェで文章を書きながら旅を振り返るという作業は、「物語を読むこと」に近い。物語の視点に立つと、痛い目にあったあのシーンのしんどみが減る。むしろ物語を盛り上げるために必要だったとさえ思えてくる。すると、そのシーンも愛おしくなってきちゃうんだから面白い。必要だったんだよ、あの痛みは。そうやって乗り越えてたどり着いたハッピーエンド。いいじゃないか。そりゃじんわりくるわ。

 

日常はのっぺりとそこに広がっているけど、旅には期限がある。海外の場合は、「帰国」という作業によってよりきっちりと境界線が引かれる。だからこそ、旅は物語化しやすいし、モードの切り替えにもいい。別に旅が終わっても人生は続くんだしなんでもないことなのに、ちょっと感傷的になっちゃうのは旅の魅力の一つだと思う。

 

やっぱり私は旅が好きです。だからこれからも続けていきたい。歳をとるほどにいろいろ厳しくなっていくんだろうけど、でも好きなものは好きなので!

 

ちょっと痛い文章になってしまったかもしれない。2時間睡眠だという言い訳を添えて。